食べたら動くダイエット
最近では炭水化物を抜く『糖質制限ダイエット』が流行っています。しかし、糖質が体内で分解されてブドウ糖になると、それは脳の働きに使われます。そのため、極端な糖質制限ダイエットは、脳の動きを妨げる原因になるのです。
そこで今回は、しっかり食べて動くダイエットを提案したいと思います。
1.朝ごはんはしっかり食べる
朝は軽めにしたり、食べなかったりという方が時々いらっしゃいますが、それはあまりよろしくありません。というのも、朝はこれから活動するのに必要なエネルギーを十分に摂取する必要があるからです。朝ごはんを抜くことは、体がだるくなったりと、1日の活動の妨げになるのです。
2.晩ごはんは控える
対照的に、晩ごはんはあまりたくさん食べない方がいいです。それは、朝とは逆に食後活動することが無いからです。夜にたくさん食べてしまうと、活動しないで消費されないエネルギーが体内に蓄積され、太る原因になるのです。
3.身体活動の指標、メッツとは?
メッツとは運動やしたい活動の強度の単位です。安静時を1とした時に、何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示します。
それではメッツを参考に、普段の行動を見直してみましょう。
3-1 階段を使う
駅等でもついついエレベーターやエスカレーターを使いがちですが、階段を使うようにしてみましょう。階数にもよりますが、階段をのぼることで約3〜15倍の運動量になります。
3-2 1駅分歩く
最寄り駅の1つ前の駅で降りて歩く、というのも、日常生活の中で取り入れやすい運動です。こちらも、電車で立っている約3倍の運動量になります。
3-3 車から自転車へ
近所の移動に車を使うのではなく、自転車に変更してみましょう。すると、ただ座って運転しているより3〜5.5倍の運動量になります。
3-4 ラジオ体操
しっかり意識して体を動かすと、結構疲れますよ。こちらも何もせず座っている3.5倍の運動量が得られます。
4.活動量の高い運動
実は、ランニングと階段を上がることは、同じ活動量なのです!4分間のランニング又は階段を上ることは、ただじっと座っている15倍もの運動量になるのです!
ランニングは少しハードルが高いですが、階段を上る、と考えると、途端にハードルは下がりませんか?
ぜひ、やってみて下さい。
5.最後に
食事制限をして、食べる量を減らせば痩せるのは手っ取り早くて確実です。しかし、食べられないことへのストレスや、反動で食べすぎて逆に太ってしまった、等の話はよく耳にします。
無理な食事制限をするのではなく、日常生活の中でほんの少しだけ動く時間を増やすだけでエネルギーを消費することが出来るのです。
無理はせず、ゆっくりと健康的にダイエットを進めていけるといいですね。