家で毎年作るおせち、そのコツをお教えします

新しい年を迎える時、いつもそこにあるのは雑煮と彩の良いおせち。

料亭やデパートで買うのも良いけど、彼にできるところを見せたい。

そんなあなたに、ちょっと頑張っておせちを作ってみませんか?

そのコツをお教えしますので。

始まりは下ごしらえとスタンバイ!

おせち料理を作る時に肝心なのは、食材の特性をしっかりと見極めて

下ごしらえや準備を前倒しですること。

・出汁をひく

・乾物を水で戻す

・食材の塩抜きをする

おせちのおいしさと言えば出汁から始まります。

色々な方法がありますが、関西では昆布と鰹で出汁を引きます。

大きな鍋に昆布を入れ沸騰直前に取り出し、火を止めたら鰹節を入れて

アクをとり20秒ほどしてから、こし器に通してこします。

面倒でもこの日だけは美味しいお出汁で作ってください。

きっと、違いますから。

黒豆、棒鱈や干しシイタケなどの乾物は水で柔らかく戻しておき、

数の子は塩水につけてゆっくり塩抜きし薄皮の処理をします。

煮しめに使う野菜の皮むきと飾り切り、蒟蒻なども下処理しておきます。

劇的な忙しさと終わりなき調理

時間をかけて煮る物、じっくり焼いて火を通す食材、野菜に味が染みこむ

美味しい調理の合間に手が空けば数種類の漬け込みタレを作っていきます。

・煮豆と棒鱈

・ロースト(牛・豚・鴨など)

・タレづくり

棒鱈は弱火でコトコト煮て、黒豆は弱火でエンドレス!触らないのが一番。

黒豆は触ると皮がむけるので混ぜなくても美味しくなるから大丈夫です。

ロースト肉は表面をクルクル回して焼き目を付けたら120度のオーブンで

じっくり調理、アルミホイルとラップを巻いて一日寝かせると翌日には

い~い感じのお肉になります。

たたき牛蒡や酢レンコン、なますなどを作って味を染み込ませ、昆布巻きや

椎茸、野菜を色ごとに下ゆでしてから煮しめを作り、冷めていくのと同時に

味が染み込んで明日には美味しくなっています。

サクサク仕上げて完成の余韻に浸りましょう

足がはやいと言われる食材を片っ端から作っては冷ます、を繰り返します。

そして、お馴染みの作り置きのおかずも多いので頑張って仕上げましょう。

・海老の含め煮、ブリの照り焼き、西京焼き

・ロールチキンや唐揚げ

・だしまきや栗きんとん

海老は煮すぎると身がしまるので熱湯で火を通してから漬け込みタレで

味を染み込ませるとジューシー&プリッと食感で美味しいですよ。

唐揚げもすぐに味付けをしておくと冷めてもおいしく食べられます。

魚類はグリルで焼いて、田作りも低温オーブンで1時間程焼くと簡単に

できます。タレを絡めてもパリッとしていて、やめられなくなります。

これだけ出来たら完璧!

お雑煮の用意をして、食材をお重に詰めたら出来上がりです!

まとめ

おせち料理だからと難しく捉えずに、少しずつ丁寧に作れば形になります。

誰かに作ってあげたい、その気持ちがあれば上手になりますよ。

私がそうだったのですから、大丈夫です。

きっと、喜んでくれると思いますよ。